2025/10/4 岡山サポ新潟遠征③｜ビッグスワンとヒスイ海岸、そして温泉。

3日目：新潟、うまいもんと湯めぐりの日。

8時半にホテルを出発。
荷物を車に置いて、まず向かったのはバスセンターのカレー。
新潟駅にあるのかと思っていたけど、
実際は少し離れたところに万代バスセンターがあった。
といっても歩いて行ける距離。
朝の空気がひんやりしていて、ちょうどいい散歩になった。

到着すると、すでに行列。
朝からカレーを求める人たちが並んでいる。
それでも回転が早く、すぐに順番が来た。

朝なので控えめに小サイズを注文。

……が、出てきた瞬間「小とは？」と思うサイズ感。
スパイスの香りが立ち上がり、ルーはねっとり、濃厚。
ごはんにしっかり絡んで、ひと口目からうまい。
隣の人が頼んでいた揚げ物トッピングもかなり魅力的だったけど、
この時点でお腹は大満足。朝からいいスタートを切れた。

道の駅たがみといえば、ファジの田上選手が観光大使を務めているらしい。

建物のあちこちに竹細工で装飾、外には竹の巨大ブランコ。
竹のランプシェードがあったので夜にライトアップされたらきっときれいなんだろうな、と思う。

ここで購入したのは、桃太郎アイス、ヤスダヨーグルト、ポポー、そして鎌。
この鎌、米どころの農具ということでかなり期待している。
（“研げるのこぎり鎌”というワードだけでテンションが上がる）

館内には田上選手のサインが飾られていたらしいのだが、失念していてスルーしてしまった。
次回の課題。

候補が二つあったけど、今日は直感で選んだ。

駐車場からエレベーターで上がるタイプの施設。

お湯はほんのり硫黄の香り。肌がつるつるになる。
塩サウナもあって、これがまたいい。
特に気に入ったのはぬる湯。
長く入っていられて、体の芯からじんわり温まる。
“ぬる湯のある温泉にハズレなし”という自分の持論、ここでも健在だった。

1時間ほど湯につかって、体がぽかぽかになったところで外へ出る。
ちょうどそのとき、お天気雨。
空は明るいのに、細かい雨粒が頬に当たる。

昨日、飲み屋で話したアルビサポさんが言っていた。
「この時期の新潟は曇りが多いんですよ。
これくらいの天気なら“晴れ”って言うんです。」

なるほど。
たしかに、どこか優しい雨だった。

お昼時。
さて、何を食べようか――
たれカツ丼？イタリアン？
でも、やっぱり最後は海鮮だろう。

#岡山サポ新潟遠征のタグを見ていると、
気になるポストを発見。
せっかくだから、そこに行ってみることにした。

向かったのは市場のような場所、青海ショッピングセンター。

地元でとれた魚が並び、そのまま食堂で食べられる。
岡山で言うなら“岡ビル市場”みたいな雰囲気。
頼んだのは刺身定食（1,600円）。

のどぐろの炙りが最高。
それに、やっぱり新潟のお米がうまい。
若いころに来ていたら、ごはんをおかわりしてた。

お腹も心も満たされて、市場をあとにする。
車を走らせて新潟空港へ。

空港の売店には、まだまだ誘惑が並んでいた。
スタジアムで飲んだクラフトビール、鮭の酒びたし、サーモン塩辛、笹団子……。
どれも「持って帰りたい」やつばかり。
気づけばバッグはパンパン。お土産の詰めすぎでジッパーが悲鳴を上げていた。

出発まで少し時間があったので、窓際のベンチで滑走路を眺める。
曇り空の向こうに、離陸していく飛行機。
この3日間を思い返す。

ごはんはうまくて、温泉は最高で、道は広くて走りやすかった。
そして何より、人がやさしい。
お天気雨すら、なんだか名残惜しく感じる。

ANAの機内アナウンスが流れて、いよいよ新潟とお別れの時間。
シートベルトを締めて、そっと窓の外に一礼。

次は月岡温泉と佐渡にもいきたい！
でも、ヒスイ海岸にももう一度行きたい。
今度はもう少し時間をかけて、ゆっくり石を拾おう。

――また来るからね！！！

※すべて自己手配。交通と宿を自由に組んだ結果、合計約8.6万円の遠征旅。けれど、ヒスイと温泉とスタジアムを味わえたなら――それで十分、元は取れたと思う。 アイシテル、ニイガタ。